微分積分1人アドベントカレンダーは、来たる2024年12月20日に行われる微分積分A(GA15321)の期末試験に合格すべく、筆者が毎日の勉強を記録するものである。
微分積分Aは学部1年生の必修科目であり、筆者は通算6回目の受験となる。本科目の修得を以て筆者の卒業が決まる状況であるため、今年こそは合格を目指す。
置換積分と部分積分を駆使して、練習問題を解きまくっていく。
(1). ∫(x−1)2(x−2)x+1dx
導出
∫(x−1)2(x−2)x+1=∫(x−1)2(x−2)3(x−1)−2(x−2)=3∫(x−1)(x−2)1dx−2∫(x−1)21dx=3∫(x−1)(x−2)(x−1)−(x−2)dx−2∫(x−1)21dx=3∫x−21dx−3∫x−11dx−2∫(x−1)21dx=3log∣x−2∣−3log∣x−1∣+x−12+C
感想
これは部分分数分解でゴリ押しや!
(2). ∫(x4−1)2xdx
導出
t=x2 とおくと、dt=2xdx, xdx=21dt である。よって、
∫(x4−1)2xdx=21∫(t2−1)21dt=21∫(t−1)2(t+1)21dt=21∫(t−1−41+(t−1)241+t+141+(t+1)241)dt=21(−41log∣t−1∣−4(t−1)1+41log∣t+1∣−4(t+1)1)+C=21(41log∣t−1∣∣t+1∣−4(t2−1)2t)+C=81(log∣x2−1∣∣x2+1∣−x4−12x2)+C
感想
置換からの部分分数分解。重解があるときの部分分数分解とかマジで覚えてなかった。シンプルに計算がむずい。あといい感じにまとめるのも本番では自信がないなー。
(3). ∫1−x4xdx
導出
t=4x とおくと、t2=x, 2tdt=2x1dx, dx=4t3dt である。よって、
∫1−x4xdx=∫1−t2t4t3dt=−4∫t2−1t4dt=−4∫(t2−1t4−1+t2−11)dt=−4∫((t2+1)+(t+1)(t−1)1)dt=−4(3t3+t+21logt−1t+1)+C=−4(34x3+4x+21log4x−14x+1)+C
感想
誰が ∫t2−1t4dt=∫(t2−1t4−1+t2−11)dt とか変換できんねん。ChatGPT o1 Pro に聞いたら解けててすごい。流石にこんなのは試験に出ないと信じたい。
(4). ∫(x2+2)x2+1xdx
導出
t=x2+1 とおくと、t2=x2+1, 2tdt=2xdx, xdx=tdt である。よって、
∫(x2+2)x2+1xdx=∫(t2+1)t1⋅tdt=∫t2+11dt=arctant+C=arctanx2+1+C
感想
置換はパッと思いつけた。ただ arctan になる標準積分とか知らねー!途中点狙いでいくしかないか・・・
(5). ∫x3sinxdx
導出
∫x3sinxdx=−x3cosx+3∫x2cosxdx+C=−x3cosx+3(x2sinx−2∫xsinxdx)+C=−x3cosx+3x2sinx−6∫xsinxdx+C=−x3cosx+3x2sinx+6(xcosx−∫cosxdx)+C=−x3cosx+3x2sinx+6xcosx−6sinx+C
感想
ひたすらに部分積分。こういう問題が出れば勝てるかもしれない。シンプルに頭が悪くてプラスとマイナスがごちゃごちゃになる。
(6). ∫1−x2x3dx
導出
t=1−x2 とおくと、t2=1−x2, −2xdx=2tdt, xdx=−tdt である。よって、
∫1−x2x3dx=∫t(1−t2)⋅−tdt=−∫(1−t2)dt=−(t−3t3)+C=−31t(3−t2)+C=−31(x2+2)1−x2+C
感想
この置換もパッと思いつけた。けどやっぱり最後のほうの整理で手こずるな〜
一旦終わり。次は平均値の定理?とかそういう系やりたい